慢性疾患児のメンタル面、思春期のサポート①

2023/2/2

学校生活を送る上で
慢性疾患児の病気に対する支援の他
メンタル面でのサポートが必要であると
子育ての中で実感し
その支援ついて
和歌山大学教育学部教授の武田鉄郎先生
お話を伺いました。

登校不安が募ってくると
「病的不安」
という状態になることがあります。

お腹が痛い、頭痛がする
起立性調節障害など身体症状や
行動化として現れるが不登校などです。

言葉にできると解消しやすいが
意識の下に気持ちがあって
自分でもなかなかわからない状態に
なっていることがあります。

大人でもできないこともありますよね。

脳の中でストレスが
解消されずにある状態です。

不安を自分の心で受け止めることをして
意識化し、言語化することができると
解決に大きく前進します。

言語化できないことは自然なことで
持病があったりすると
本人に負担があり、思春期に入ると
より生きるのが大変になっていきます。

みんなとも違うことに敏感になる
時期でもあります。

日本のこども達は
自尊感情も国際的に見ても低いです。
大人になるプロセスとして
情緒が不安定になる時期でもあります。

コップの水がいっぱいで
一滴でも入ると
あふれてしまいやすい、そんな状態。

今は、単純な世の中ではなくなり
多様化して複雑な時代になって
こども達も大変だと思います。

存在そのものが
認められている感覚が大事です。

2023年2月7日
和歌山大学教育学部教授 武田鉄郎先生
取材 大澤裕子

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Japan居場所作りプロジェクト事務局

〒103-0012
東京都中央区日本橋堀留町1-10-1カクタビル2F (株)Refine college内

お問合せ

Social

プライバシーポリシー
© Copyright 2023 Japan居場所作りプロジェクト事務局. All right reserved.